内モンゴルと日本の中学生が手をつなぐ・HAND IN HANDがはじまります!!
  ■大人の方へ
まず手紙のやりとりから
  はじめましょう!
セルゲレンさんってどんなひと?
今回の経緯
朝青龍のモンゴルとセルゲレンさんの内モンゴルは違う国?
草原の国が、砂漠になる?!
●大人の方へ

B・セルゲレンさんは、前述したように、PTPL第1回奨励賞受賞者です。98年より、東京大学大学院法学政治学科研究科でアジア政治外交史を専攻する一方、故郷の急激な砂漠化をなんとかしたいと、「内モンゴル沙漠化防止植林の会」を立ち上げ、故郷のホルチン沙地に植樹活動を継続的に行っています。

セルゲレンさんは、日本からボランティアを募り、10日ほどのツアーを企画して現地で植樹をしています。海外からのボランティアが現地で植林をするというのは、現地の人に植林の重要性を知ってもらう上で大きな効果があるそうです。現地の人々にいくら砂漠化を防止する必要性を説明しても理解を示す人は多くないのが現状です。

というのも、彼らが最近まで遊牧民として移動して暮らしていたためです。彼らにとっては、ここが砂漠化したらまた向こうへいけばよいという考えが根付いています。また、人間の手によって自然を変えてはいけないという遊牧民のもつ自然観などによって、植林への理解が妨げられているためです。日本人とともに植林をしながら、現地の人やマスコミにその意味を話していくことで、草原を回復させる活動が少しずつ理解されるようになってきたそうです。

本当に、気が遠くなるほど地道な活動です。

しかし、セルゲレンさんは、あきらめません。
それどころか、ふるさとの未来を担う子どもたちへの環境教育にも力を注いでいます。そして、セルゲレンさんの友人のバガナー校長先生の共感を得て、今回のような、日本の子どもたちとの交流を提案してくださいました。

最初は、手紙から。そのうち、現地にいって、いっしょに植樹をしたり、双方の国を訪ねたり…。いろんな交流ができてくるといいなと、私たちも思っています。

すでに、HANDIN HANDに参加して木を植えている中学生や、地球環境や植樹、国際交流、そして、モンゴルという国に興味のある中学生のみなさんに、ぜひ、名乗りをあげてもらいたいと思います。

セルゲレンさんが提案してくださった「内モンゴルと日本の中学生!HANDIN HAND」に共感していただけましたら、お子さんや、知り合いの中学生に教えてあげてください。また、中学校同士、クラス同士の交流も可能ですので、事務所にご連絡ください。

お問合せ先
〒106-0032
東京都港区六本木5-13-9秀和麻布永坂レジデンス605号
電話:03-3568-6585 FAX:03-3568-6586
e-mail: handinhand@plantatree.gr.jp

 

砂漠化したホルチン沙地

校庭にパルプの木を植えて環境教育を行っている。植樹された木を観察するセルゲレンさん。