とても寒い毎日ですね。私が仕事をするへやはとくに寒い。きょうもストーブをつける前は4度でした。頭をつかうときは少し寒いぐらいがさえていいようですけど、「ううっ、さむっ」。今、やっと10度になりました。
ずいぶん前の話ですが、年末の大そうじでいらない物をすてました。Tシャツやトレーナは小さく切って袋にいれておいて、ちょっとしたそうじや散歩のあとのまるちゃんの足ふきにつかいます。もう着ない服は不用品の寄付をうけつけているボランティア団体に送りました。本は近くの図書館の「交換本コーナー」にもっていきました。年末のせいか、交換本がいつもよりたくさん並んでいました。
でも、すてられない物もあるんですよね。いつもはあけない押入れを今回思い切ってあけました。そこには家族をとったビデオがいっぱい入っていました。うーん。どうしよう。やっぱり、すてられない。アルバムもずらり。写真を整理して少なくしようか。うーん。でも写真はやっぱりすてられない。困ったもんだと思っていたら、すみっこに茶色の大きな封筒を発見。なにこれ、と中を見てみたら、チラシやノートのきれはしに描かれたなぐりがきの絵。いえいえ、なぐりがきではなく、今はもう31歳になった双子の息子たちが2歳から4歳のときにかいた絵じゃありませんか。紙のすみには息子の頭文字とそのときのつぶやきもメモされていました。
一枚一枚ならべてながめてしまいました。見覚えのあるちらしの裏にかかれた‘もじゃもじゃ’。思い出してきました。それは息子が2歳ぐらいのとき、生まれて初めてえんぴつで紙にかいた模様です。私にとってみたら人類がはじめて月に一歩を記したぐらいの大事件。もったいなくてすてられなかったんです。親というのはほんとにばかだなあとあらためて、ため息。はぁ〜。
亡くなったじいちゃんの顔。パパ、ママの顔。にこにこ笑顔のうさぎのような絵は、当時家にいた柴犬ナック。息子たちはナックが大好きでした。ナックの笑顔には、「大好き!」という息子たちの気持ちがそのままあらわれています。絵をみていたら、なんだかすがすがしい気持ちになったので、いくつか選んで額にいれてかざりました。すてられない、というよりもすててはいけないものも、人生長く歩いているとあるんだなと思いながら。
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