散歩をしていると、じめんにドングリが
落ちています。こんな小さなドングリを大きなクマは食べているのですね。今年は夏があつかったのでドングリが少ないそうです。冬ごもりの前にクマはドングリをたくさん食べたいだろうに……。町や村におりてきて鉄砲で打たれてころされてしまう。ドングリをひろって山にまいてあげたい。ころされてはこばれるクマのむねに三日月のもよう。私の紙芝居「くまくみちゃ〜ん」も胸に三日月もようがあった。くまのこウーフはどうだったかしら。なにができるかかんがえよう。つぎのひなたぼっこばなしで報告できればいいのだけど。
気をとりなおして、「中華せいろ」のはなしをします。ずっとほしくて、この前、かっぱ橋という道具の問屋町にいってやっと買いました。4けん目の店のおじさんが、「なに、ほしいの?」とぶっきらぼうにきくので、「せいろをさがしてます」って答えたら、「和せいろ?中華せいろ?」。「ん?!どっちだ?」。「赤飯たいたりするんだったら和せいろだよ。ほら、これ」って見せてくれたせいろは深さがある。「ちがう、ちがう。中華せいろ!」。「じゃ、これだ」「そうそう。それだ。買った!」。
江戸っ子のおじさんで、大きな声でポンポンきくので、はじめはおこられているのかと思いました。でも気のいい人で、店の床板をはずすと地下に入っていって、「おっ、ころがってた。これだ」ともってきてくれました。直径27センチのひのきの国産のせいろです。ふただけで約3500円ぐらい。身を1段買ったのでセットで7000円ちょっと。帰りに銀座のデパートのキッチン用品売り場で同じせいろを見てみたら、ふただけで約7000円でした。さすが、問屋町。
さっそく、うちのせいろくんで、サトイモと厚揚げとホウレンソウを蒸してみました。おいしーい。次の日は、ミズナを1束3等分にきってせいろに敷き詰め、しゃぶしゃぶ用の肉を上にかぶせました。蒸しあがったらあじポンにすりごまをたっぷりいれて食べます。おいしーい。次の日は北海道産のカボチャを蒸して塩でたべたら、これまたおいしーい。次の日はキャベツのざく切りを一番下に敷き、さといも、さつまいも、厚揚げをのせ、しゃぶしゃぶ用の肉をのせ、もやしを山もりのせてプチトマトを半分にきってのせました。おいしーい。これから寒くなりますから、せいろくんは大かつやくすると思います。
よろしく、せいろくん。
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