ひなたぼっこばなし 第43話 「 ゴーヤのカーテン 」

 
ミツバチの巣箱
「ゴーヤにもいろんな種類があります。
よくあるゴーヤをくださいといって買いました」
ミツバチの巣箱
「くるくる、まいて、まいて、大きくなってね」
ミツバチの巣箱
「これから、あみをかけます」
ミツバチの巣箱

「あとは、のびのーび、のびのーび。
支柱にまきつくツルが、手にみえてきます」


  今年の夏も暑いようですね。私の部屋は、夏になるともうたいへん。朝から、すでに気温は39度という日がつづきます。まどが大きいのはいいのですが、太陽の熱がもろに中に入ってくるのです。柴犬まるは、なるべくすずしい場所をさがして、あおむけになり、ハアハア苦しそうにしています。あんまりつらそうなので、だれもいなくなるときは、まるのためにへやにクーラー(ドライ)をかけていきます。でも、これでは電気代もかかるし、地球温暖化に力をかすことになってしまいます。

  そこで!今年は、緑のカーテンでまどをおおうことにしました。うまくいくかしら。あまり自信はないのですけど、とにかく植えましたよ。5月25日、日曜日。ゴーヤの苗を2株づつ、4つのプランターに植えて、2階の花台におきました。ネットをはって、支柱をたてたらできあがり。ゴーヤのつるがクルリンとかわいらしくまいています。「つるが左まきだから、支柱には左にまくように固定するのだ」と夫がいうのですが、本当かしら。ま、言うとおりにしましたけど。

 いい感じにできあがりました。へやから見ると、自分があみの中にいるみたい。まさに、あみにかかった魚の気分です。これでは、毎朝花台に米つぶを食べにくるキジバトやスズメたちが、こわがって近づかないんじゃないかと心配していたのですが、だいじょうぶでしたよ。まずキジバトの夫婦がやってきて食べたら、安心したのかスズメたちも飛んできました。でも、なんとなくびくびくしている感じ。あみが緑のはっぱにおおわれれて見えなくなったら、こわくないね。はやくふさふさの緑のカーテンができますように。

 それにしても……実はわたし、ゴーヤがかなり苦手。たくさんなったら、どうしよう。近所にわけても、だいぶ余ると思います。どなたか、おいしいゴーヤの食べ方を知っていたらぜひ、教えてください。