1月のひなたぼっこばなしに、「おまもり」 のことを書きました。読んだ人から、「それで、ぶじに息子さんは帰ってきた?」ときかれました。はい。帰ってきましたよー!よかった、よかった。
それにしても、2月になったというのに、なんてあたたかいのでしょう。夜8時ごろ、まるの散歩にいったのですが、うすいコートでじゅうぶんでした。となりの家の白梅紅梅も満開です。これって、喜んでいいの?
さて、ちょうど1年前ひなたぼっこばなしで、「はとぽちゃん(18話)」についてかきました。うちの花台の手すりが木でできているので、そこにえさを食べにくるキジバトなんですが、足が1本ないのです。私たちは、そのはとを『はとぽ』と名付けていました。ところが、はとぽちゃん、去年の夏ごろからこなくなってしまったのです。足が1本なかったから、枝にしっかりとまっていることができなくて、風の強い日にふきとばされてしまったのかもしれません。どこかでぶじにいることを願うばかりです。
ところが、ふしぎなことがあるものです。1ヶ月ぐらい前から、キジバトが1羽、くるようになったのです。それも、びっこをひいているハトです。はとぽでは、ありません。1本は、だらんとしていますが、足は2本あります。そっと、お米をおいてあげま した。最初はこわがっているようすでしたが、そのうち、食べるようになり、このごろは、はとぽと同じように、部屋の中をみて、まるで「ごはんちょうだい」とねだっているようです。かわいい!私は、そのキジバトを、『はとぽぽ』となづけて、毎朝、ごはんをあげています。
そしたら、なんと!すずめまで集まってくるようになって、3羽が5羽。5羽が10羽。とうとう、今ではかるく、20羽ぐらいかしら。ぴちゅぴちゅうるさいこと、うるさいこと。すずめたちは、あそこにいけば「米」があると知らせあっているにちがいありません。しかたがないので、はとぽぽから、少しはなれたところに、お米をおいてあげることにしました。
はとぽぽは、ごはんを食べたあとも、しばらく、花台の手すりで休んでいきます。はとぽが、そうしていたように。なぜ、足の悪いキジバトばかりくるのでしょう。ふしぎですが、1日でも長く、ごはんを食べにきてもらいたいものです。
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