■手話をつけてうたったよ! - 原宿少年少女合唱団
12月6日・日曜日 午後6時:東京中央教会(東京・原宿)
すっかり街路樹のけやきの葉もおちて、冬の景色の原宿通りから、ちょっと細い道を入ったところに、東京中央教会があります。そのチャペルで、国際NGO後援の「紛争地の子どもたちのためのチャリティコンサート」が開かれました。コンサートには、原宿少年少女合唱団と、大人の合唱団原宿表参道欅(けやき)合唱団「音傳(おんでん)」が出演しました。どちらも、瀬戸典子先生が指導している合唱団です。
 原宿少年少女合唱団のみんなは、おそろいの衣装で出演し、「ドレミのうた」「歌はともだち」など、ダンスもまじえてきれいな歌声をきかせてくれました。そして、3曲目に、「地球にかえろう」を、手話をつけてうたいあげました。

「今回子どもたちが、「地球にかえろう」の手話を合唱団の先輩から教えてもらって、とても楽しんでしていました。1こまずつ意味を説明しながらリズムにあわせていっしょに練習しました。やさしく覚えやすい曲なので、歌と手が一体化して自然になってきました。子どもたちはこの曲が大好きで、口ずさんでいます。いろいろなところでこの歌が歌われるとよいと思っています」

原宿少年少女合唱団代表 瀬戸典子先生
息も手もぴったり!♪あおいーそーらー
「'地球にかえろう'は、まず「地球」をつくり、「あお」が地球にひろがって、美しいほしになる。そこへ、かえろう−という手話をつけました。
'命の声はうたう'は、生きている者は、人も動物も、自分の「心」の中に「なにか」をもっていてそれが夢になって、その夢がかなえられるとみんな、歌いたくなるんだなと理解して、手話をつけました。子どもたちは、覚えるのがはやかったですよ」と、谷村さんはにこやかに話してくださいました。手話も訳し方で表し方がちがってくるのですね。
原宿少年少女合唱団の先輩でもあり、手話の先生でもある、谷村隆人さん
♪手をとってー ♪ふるーさーとー
 
両手をまあるくして、♪ほし〜  
わたなべまいさんは、「100回ぐらい練習しました」。なかざわゆづきさんは「リズムがはやいところがむずかしかったです」と話してくれました。おおしまりりお君に、「どの手話がすき?」ときいたら、両手をまるく、ボールのようにしながら答えてくれました。「'地球'がすき。地球をね、自分でもっているみたいだから」。そうね、地球の未来はりりお君たちの手の中にあるんだものね。