9月25日(日)いよいよHAND in HAND Weekも今日で最終日!
心配していた台風の影響もほとんどなく、無事に活動をすることができました。
2年前、HAND in HANDが今年のように大々的に行われる前から参加しているシーズはこれまで目白を拠点に独自のHAND in HANDを展開してきました(詳しくはHAND in HANDのなかまたち「目白通りプロジェクト」を参照)。5年前の小学校3年生の頃に発足したシーズは地道な活動をこれまでコツコツと積み重ねてきました。今日も彼らが自分たちで作っている腐葉土を持参しています。
この腐葉土は、目白警察署の花壇にも使われているんですよ。
午前中、以前目白駅前の花壇に植え、既に枯れてしまった花の植え替えをしました。今日植える花は、秋の間目白駅に小さな花のオアシスを作り出してくれます。
まず、枯れた花を掘り起こし、新しく植える花の栄養源となるお手製の腐葉土を敷いてあげます。その上に新しく植える花をポットに入ったまま配置してみます。中にはメンバーが自宅で育てた花の苗もあります。見た目のデザインやバランス、成長したときのことも考えながら、みんなそれぞれ想像力を働かせます。
みんなで作戦会議をして、いよいよ植え替えです。ポットから花を出し、腐葉土で苗を固定していきます。さすが、長年活動を続けているメンバーたちは手際もよく、あっという間に植え替え終了。花壇の周りの掃除もお手のものです。
作業をしていると腐葉土の中から、幼虫がたくさん出てきました。きっとカブトムシ。来年の夏が楽しみです。来年の夏、目白駅でカブトムシを見たら、シーズの花壇から誕生したカブトムシかもしれませんね。
手際よく花壇の植え替えをすませたメンバーたちは、次の作戦、「HAND in HAND」PR大作戦へと移りました。
今回は、シーズのメンバーが楽しんでいる植物の育成を、いろんな人にも楽しんでもらおうと、レモンバームというハーブの種を200袋配りました。花の種だから皆喜んでもらってくれるだろうと思っていましたが・・・。作戦は大苦戦・・・。みなさん忙しいからと・・・そそくさと歩き去っていきます。中には、迷惑そうにあしらう人も。そんな状況にメンバー達も次第に意気消沈。初めての体験に恥ずかしさや、断られた衝撃に、みんな顔を曇らせています。
しかし、そんな中、一人だけ着実に種の配布配布し続けるメンバーがいました。再び作戦会議。みんなで、なぜそのメンバーが着実に数をこなしているかを分析してみます。再び散ったメンバーだが、・・・そう簡単に問題は解決しません。いよいよシーズのメンバーの苛立ちも募ってきた頃、頼もしい助っ人が現れました。
今回「HAND in HAND」PR大作戦を手伝ってくれるカブスカウトのみんなが到着しました。統制された彼らの動きにシーズのメンバーもちょっと圧倒されながらも、これで、頭数も元気も数倍です。カブスカウトのメンバーたちは、改札近くで、大きな声で、「みどりを増やす活動に協力してください!!」と元気な声を張り上げます。シーズのメンバーは、駅前広場に再び散って、気を取り直してそれぞれが、いろんな人に駆け寄ります。
カブスカウトの援軍が到着してからものの30分ですべての種の配布が終了しました。シーズのみんなも、カブスカウトのみんなも、達成感に満たされた顔をしています。
シーズとカブスカウトの仲間達の信念は、「小さな緑を大切にすることは、幸せや平和に繋がる!!」です。
今日みたいに初めての経験を積み重ねてみんな成長していきます。これからも、がんばれ、シーズ!がんばれ、カブスカウト!
2004年9月25日にプレHAND in HANDでシーズが植樹したセイヨウボダイジュ(当時は120cmほど)も今では180cm。彼らが大人になる頃にはどんなに立派な木に成長しているかなぁ。楽しみです。
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