福岡県鞍手郡宮田東小学校へ取材へ行ってきましたので報告します。 校長先生にHAND in HANDの説明をするつもりでしたが、お話をしているうちに、こちらの学校では、すでに10年前から地域の方々と一緒に行われている日々の活動がHand in Handそのものでした。 学校の回りは草がはえ、学校だけでは対応できていなかったのです。そんな小学校の状況を知った地域の吉武さんのいう方が、参加者を募って8名の方々で「菜の花会」を立ち上げ、いつでも学校へ行き、草取りをし、学校菜園を作りをはじめました。今では、季節ごとに野菜作りをされています。 落ち葉を集めて土を作り、子どもたちと一緒に野菜作りに専念されていました。植樹はもうすでに終わり、植える場所はありません。木の剪定も「菜の花会」の方々と学校の先生たちとで協力してやっているとのこと、どんぐりの木も植えてありました。 校庭には1年生から6年生まで各学年の畑があり、今回は「玉ねぎ」の苗木1,000本を植え込みされるとの事でした。 11月7日(水)2時間目の2年2組の植え込みを取材させていただきましたので写真を送ります。 とれた野菜は、先生たちと保護者とで料理を作り、そのときの野菜でサラダパーティだったり豚汁パーティだったりと、「菜の花会」の方々を学校へ招いて、生徒たちがお礼を言っておいしくいただくとの事です。2年生の子どもたちは、野菜の種類をいっぱい話してくれました。夏野菜のトマト・キュウリはおいしいよ!チンゲン菜もおいしいよ! 11月7日はとても寒かったのですが、軍手もせず、冷たくても小さな手で一生懸命植えつけていました。この日は「菜の花会」の田渕さん67歳の男性がみえていました。午前中、気の向くまま、学校へ来て作業をされているとの事です。学校の回りには草もはえていません。美しい学校でした。これからも続けていかれるのですが、当初8名いた「菜の花会」のメンバーも今は4名しかいないとの事。 One Handの寺田恭子さんの家が近くにあったので、恭子ちゃんのお母さんが近所の方々へ声かけをして参加していくとの事です。これからも続けていかれる事でしょう。 「生活科、授業の一環として取り組まれて、環境教育をやれます」と矢野教頭先生は話してくれました。 取材をさせていただいた2年2組のみなさん、高原先生、「菜の花会」の田渕さん、有難うございました。子どもたちの目が輝いていたのが印象的でした。元気な子どもたちでした。これからもおいしい野菜作り頑張ってください。私たちの回りにもHand in Handを実践しているところはありました。そしてHand in Handの活動も理解していただいた校長先生、有難うございました。 PTPL 福岡支局 古賀 和子