みんなで一粒蒔いてみよう/O2 Garden ラディッシュの種の入ったペンダント
2005年の秋、本校アートジュエリーコース3年生37名に「社会問題に向けたジュエリー」というテーマの企画をやってもらいました。現代の諸問題に対し、ジュエリーで貢献できる事を探るというのがこの企画の主旨です。
学生達は現代の様々な問題を調べていくうち、日常生活では気づきにくい深刻な問題が現代社会に潜んでいることを知らされます。貧困さ故の児童強制労働や臓器移植登録者の不足など。そんな諸問題に対して学生たちが自分たちに何ができるかを考えました。街頭アンケートなどを実施したり、話合いを重ねました。その結果、「緑化を推進するジュエリー」という企画が生まれました。その企画を一言でいうならば、種を内包したジュエリーを多くの人に配布して身につけて持ち帰ってもらい、身近な場所に種を蒔いて緑化に貢献してもらおうというものです。
学生たちは自らこの企画を渋谷、青山のカフェに持ちかけ、最終的に21店舗、合計500個無料のペンダントを配布用に置いてもらうことに成功しました。さらに本学内では廃材をリサイクルして作った「O2 Garden」農園を設置し、自分たちの通う学校の緑化することを通じて他の学生の意識に呼びかけます。約3ヶ月に及ぶ話合いと街頭アンケートなどの準備を経て、2006年1月17日、あいにくの曇天でしたが「みんなで一粒蒔いてみよう」プロジェクトはスタートしました。
学校法人 水野学園
専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ
アートジュエリーコース講師 中村隆一郎
|
|
ヒコ・みづのジュエリーカレッジのみなさん
|
ペンダントの購入者には、糸で区切られた
1マス(10センチ四方)割り当てらます。
|
|